今こそサラリーマン天国
取引先銀行の担当者が、彼も若いのですが、入行2年目の新人を連れてきました。
これは、入行3年間は新人には目標等を設定せずに、先輩が教育する期間とのこと。
聞けば、新入行員は3年以内に3割が会社を去ると。
この現象は、他の業種でも一般的なものらしく、会社にとっては、人材育成の面でも大きな障害となり得るものです。
その若手二人に私はこう言いました。
「今こそサラリーマンの時代。俺だったら地銀に就職する」と。
理由は簡単です。
天下の東大や京大でも、優秀な人物は起業したり、スタートアップ企業に就職します。
また、銀行は堂々と人減らしを宣言しています。
特に地銀は再編は待った無しで、優秀な学生の就職先にはなり得ません。
つまり、今地銀に就職し生き残れば、ブルーオーシャンの中に居ることになるのです。
私の2輪業界と同じです。
1982年の国内新車販売台数330万台をピークに、昨年は30万台と1/10の市場になりました。
それでも、販売店も一気に減少し今ではブルーオーシャンとなっているのです。
今後、大手企業ほど週休3日制やリモートの比率が増えます。
自宅で自己管理できる人がどれほどいることでしょう。
殆どが仕事や勉強時間は減っていき、だらだら過ごす習慣が増えていくことでしょう。
今日来た二人へのアドバイス。
週に1日だけ完全休養日を取れ。
後は、「中小企業診断士」の資格取得を目指し、その後「税理士」の資格を取得するように。
同期がどんどん辞めて、休日が増え、優秀な人物も堕落するのです。
今こそ無名の大学出でも、重役になれる素晴らしい環境下にある事を認識すべきです。
重役になれば、世界の趨勢を見ても、平取りでさえ年収3000万円は堅くなる時代が来ます。
常務までなれば、地銀といえど5000万円の年収は当然となるでしょう。
私の時代は、優秀な人は全てサラリーマンになりました。
それ故、私はそのレッドオーシャンを避け、表面的には無謀にも見える脱サラを実行したのです。
優秀な競争相手があまりいなくて、然程努力しなくても年収が増える、今こそサラリーマンの時代なのです。