段階に応じて
39年間の会社経営において、実感したことがあります。
同じように努力をしていても、実績にはその業種ごとの売上高や総利益の壁が存在するということです。
私は、2輪業界しか継続して経営していないので、他の業種とは少し違うかもしれませんが、経営相談を受けてきた他の業種から類推することはできます。
先ず、取り扱っている品々やサービスの単価が、業績には大きく左右します。
不動産売買や建築業界、4輪の輸入ディーラー等が大きな売上高なのは、容易に想像がつきます。
一方、単価の安い八百屋さん、文房具屋さん等の売上高は小さいはずです。
2輪業界はどちらかというと、小売業界においては、品々の単価やサービス料金は大きい方です。
ゆえに、売上高の最初の段階では、他の業種に比較して大きな売上高になりがちです。
ド素人の私が、たった一人で始めたバイクショップの最初の年の売上高が3000万円を超えたのはその証左です。
飲食や他の小売で、素人の一人だけで開店当初にこの売上高になることは先ずありません。
当然、売上高はそこそこあっても実態は赤字になります。
次の壁が売上高5000万円、そして1億円の壁が登場します。
1億円から3億円を超える壁は、そこそこの努力でクリアできます。
つまり、バイク好きで、人が遊んでいる時も仕事をこなし倹約に努めれば達成できます。
しかし、大抵の経営者はここで終わることが多い。
理由は簡単です。
財務3表を理解できていないからです。
会計が売上高等に何の関係があるのかと、不思議に思う人ばかりでしょう。
そのままの勢いで、運よく5億円を達成することはたまにあっても、それ以上はまず無理です。
理由は、会計を理解したうえで、その利益を元に状況に応じてレバレッジを効かせなければならないからです。
またまた敵に塩を送ることにもなりかねませんが、騙されたと思い財務3表の基礎を学び分析まで勉強することです。
自然と次の壁の売上高10億円は見えてきます。
10億円を超えた次の段階は、『人』へと移る気がします(私は売上高9億8千万円で終わりましたので推量です)。
2026年6月14日(日)15:54 輸入部門の鹿児島店にて読了。
「新版 財務3表一体理解法」 國貞克則 著。
私はそれなりに財務に関しては勉強してきましたが、「新版」とありましたので、更に深堀しようと思い手に取りました。
私にとっては、特に参考にもなりませんでしたが、息子達や息子達の信頼できる右腕には読ませるべきと感じました。
とっつきにくそうな会計に対して、かなり分かりやすく解説しています。
この会計の基礎が理解できれば、必然的に月次決算の重要性が腹落ちします。
月次決算までくれば、後は経営者の夢(目的地)が何処にあるかで、売上高は変わっていきます。
たゆまぬ努力と倹約をして経営を続けていれば、数年に一度はチャンスが必ず巡ってきます。
そこで夢に向かってレバレッジを効かせれば、10億円、30億円、100億円と実績は伸ばせると思います。
残念ながら、今の私は身体的に無理がききません。
先頭に立って旗を振ることは出来ないのです。
逆転の発想で、経験から財務3表の分析に力を入れ、優れた隠れた企業を見つけ出すことに注力しています。
納得した会社に全力で投資を実行し、私の目的地に近づくことにしたのです。
売上高10億円以上1000億円未満の経営は、私の経営感覚に近いはずと勝手に信じています。
