No free lunch
先日、第4回目の西南学院大学の公開講座の受講を受けに行きました。
六本松からバスに乗ろうとすると、バス車内がすし詰め状態。
これほどの混雑は初めてでした。
よく観察すると、どうもセパ両リーグ交流戦野球観戦の人々のようでした。
バスが遅れて午後6時10分頃、西南コミュニティーセンターに到着。
今回のタイトルは「情報通信技術と金融市場」
講師は、長崎県出身の森保洋西南学院大学商学部経営学科教授。
彼は、九州大学と九州大学院を卒業後、長崎大学経済学部で1998年~2025年まで教鞭をとっていたというから、親近感がわきました。
研究テーマは「経営データマイニング」「株式市場分析」
情報通信技術の発達が目覚ましく、良い面と悪い面が共に増えている。
最近の株式市場では、高性能なコンピュータと高速な通信回線を使い、ミリ秒・マイクロ秒単位で高速取引が自動で行われている。
東証における売買代金比率は約35%。
必然的に短期の勝負では個人に勝ち目はなく、中長期投資が個人に向いている。
他に無人タクシーについても現状が紹介されました。
ロサンゼルス、サンフランシスコ、フェニックスに於いて、自動運転の実証実験が行われている。
WAYMOの自動運転タクシーは、すでに25万回の発着と1.6億キロの走行データを蓄積している。
情報通信技術の発達がなせる業で、有人運転より事故の発生率が低い。
悪い面は、SNS型投資・ロマンス詐欺の急増。
情報通信技術の発達で、簡単に有名人や別人になり得る。
心理学を応用しており、特に福岡県内で被害続出。
「焦り・恐怖・欲・孤独・信頼」などの心のスキを突く。
『絶対』『確実』『あなただけ』に惑わされないことが重要。
経済学の根本原理。
[There is no free lunch] 無料のランチなど存在しない。
世の中に本当にタダのものはなく、利益には必ず対応するコストがある。
例えば、コロナ時に政府からタダの給付金10万円が支給されました。
これはタダではなく、税金や国債発行で賄われる。
結局若い人々のコストになって跳ね返る。
お金・時間・労働力などは有限です。
何かを得るためには、別の何かを諦めるかコストを支払うしかないのです。
帰りのバスには、若い女性の隣に座れました。
スマホでゲームに夢中でした。
その横で私は「新版 財務3表一体理解法 國貞克則 著」を読み続けました。
受講の間、野球観戦も、自宅でくつろぎながらTVを見ることも私には出来ません。
結局、何を得たいかの強烈な願望が行動を支えるのです。
