圧倒的日本の時代

 スイスのIMDが「2023年版 世界競争力ランキング」を発表しました。

それによると、日本は調査開始以来最低の35位に沈んだと。

1位はデンマーク、2位はスイス、3位はシンガポール。

 また、イギリスのQSが「2024年版 世界大学ランキング」を発表したのですが、こちらも最高位が東京大学の28位で京都大学が46位と振るわなかったと。

1位は米国のマサチューセツ工科大学、2位はイギリスのケンブリッジ大学、3位もイギリスのオクスフォード大学。

 最近ではGDPでドイツにまで抜かれて世界4位になったと。

一人当たりのGDP順位は更に低く韓国を下回っていると。

 まあ、日本の欠点を探せば探すほど、悲観的な国民性のせいでマスコミ受けする数字の羅列となります。

しかし、よくよく考えると、これらは本来の日本の急激な経済成長を米国を中心とした西欧諸国が日本たたきを徹底して行ったからです。

バブルの崩壊以降30年に亘りおとなしくしていた日本。

米国の力の低減と中国の急成長に、安全保障の観点から世界が危機感を持ち始めました。

今後、米国も西欧諸国も日本の重要性を再認識してくるはずです。

これら上記の指標は、ベスト10位に入っていて、国内情勢が安全で豊かであれば、他国から非難もされず我が道を行けます。

勝手に調査機関にランク付けさせておけば良いのです。

 目立たぬように日本に富を集め、防衛力の強化に粛々と励めば、10年もしないうちに住みたい国世界一にはなる気がします。

実際、世界の評判にはその兆候が表れているのです。

 世界最大規模の調査会社であるフランスのイプソスが「2023年 世界ブランド指数」を発表しました。

これは、世界の60ヵ国を対象としていて、「輸出」「ガバナンス」「文化」「人材」「観光」「移住と投資」の6つのカテゴリーで調査しています。

20ヵ国の18歳以上の成人6万人にアンケート調査をしているのです。

この調査で日本が初めて世界1位を獲得しました。得点は69.85.

2位はドイツの69.43点で3位はカナダの68.91点。

日本は6つの項目全てで10位以内に入り、非常にバランスが取れているのです。

 最近、企業で盛んに「レピュテーション(reputation)」の重要性が語られています。

日本語訳だと「評判」「評価」「信用」といったところ。

この最も重要な要素で、日本国が世界1位という事にもっと自信を持ちましょう。

これからのことを考えると、今の日本に住んで且つ日本人であることにたまらなく喜びを感じます。

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