技術が進歩すればするほど
M&Aの担当者と話をしながら気づいたことがあります。
駄目な会社には共通項があると。
業界は、二輪業界、小売業界、宿泊業界についてでした。
結論的には、そのどの会社も経営する気にはなれませんでした。
貸借対照表をチェックして、あまりに傷が深かったからです。
不動産売買や株式売買においても、売るときには高値で売るべきです。
そのためには、良い物件であり、良い業績であるべきです。
それらが悪化してからでは、M&Aの成約もなかなか難しいと思います。
業績悪化の原因を聞くと、人手不足、来客不足、販売不足等、ありきたりでした。
私から言わせれば、「経営に対する覚悟が足りない」に尽きます。
死に物狂いで働いているかということです。
経営コンサルタントの田辺昇一氏に有名な格言があります。
1.会社は元々倒産するようにできている
2.社員は集まらないもの、お客様は来てくれないもの
私が常々言うように、野心や夢を持つことはとても良いことです。
しかしそれには大前提があります。
起業したり経営したりする時に、上記2つの格言を心に刻んでいるかです。
死に物狂いで働くわけですから、遊ぼう、贅沢をしようなどと考える余裕などないのです。
仕入れ、販売、採用、広告、等全てにおいて、費用対効果を考え、現状で最良な答えを見つける努力が必要なのです。
最近では、技術の進歩により、上記のほとんど全ての業務を、お金さえ出せば安易にできるようになりました。
誰もが同じようにできる経営を、「経営」と思っている会社が生き残れるはずはないのです。
技術が進歩すればするほど、重要性を増すことがあります。
『確かな人間性』と『確かなレピュテーション(評判)』の二つです。
SNSやネット等は、ほとんど全て「嘘」だと思っても良いくらいだと感じています。
一番確かなのは、確かな人間性を持った人の紹介が一番。
これを少しずつ積み上げることの方が、技術的なことを駆使して成長するよりも、土台がしっかりとして継続性が増すと思います。
確かな人間性を持った人に紹介してもらうにはどうしたら良いか?
1.整理・整頓・清潔・清掃・躾・作法の6Sの徹底
2.笑顔と小走りと元気な声の電話応答
3.嘘をつかない
4.法率の順守
5.技術力の深堀
当たり前のことですが、ほとんどの会社が出来ていない気がします。
技術に頼れば頼るほど、便利さに頼れば頼るほど、人間の能力は衰えていく気がしてなりません。
今こそ、アナログとデジタルのバランスを考えなければならい時代だと痛感しています。
