落ち込む必要なし
長男が大学受験浪人をしているとき、高校生の次男も共に、私から見れば全然勉強をしていませんでした。
そこで私は二人を呼んで、私の通知表を見せることにして、発破をかけようとしたのです。
中学生時代には、そこそこ良い通知表だったからです。
二人にそれを見せながら、努力すれば成績なんかどんどん上がるものと講釈を垂れていました。
すると長男が私の高校2年生の時の成績表を見つけて、「おやじ、物理0点、数学も赤点」と。
そんなことなどすっかり忘れていました。
それ以来、学校の勉強をしろとは、言わなくなりました。
それにしても、高校時代には勉強していませんでした。
というか、一旦さぼりだすと、進学校だった故に授業についていけなくなったのです。
特に物理の数式は、何のことか今でも不明なままです。
2026年6月3日(水)17:53 読了
「宇宙する人生」須藤靖 著
(宇宙を学び世界を問う)というサブタイトルに惹かれました。
読んでいくと、何と宇宙はどうやってできたかという解を探す、宇宙物理学の話。
人間はどうやって生まれてきたのか→地球はどうやって生まれてきたのか→宇宙はどうやって生まれ、どれくらいの広さがあり、どのような生物がすんでいるのか?
平凡な私が考えたこともないテーマに、情熱を注ぎこんだ話なのです。
小さく(東京大学最終講義)と書かれていたのを見落としていました。
一番の感想は、日本人にも、もの凄い天才が何人も存在するということ。
また彼の主張の本筋は、教育は国の要なのに、今の日本はそこに十分なお金を投資していない、このままでは、日本は廃れてしまうという危機感の伝達でした。
リベラルアーツの重要性も説いています。
学問を突き詰めていけば、自ずとグローバルにならざるを得ません。
彼は、世界の研究者との接触により、大きな成果を残していきます。
「人生とは、ほんの僅かな偶然によって大きく左右されるもの」と振り返っていますが、その点では私も同意見です。
『20世紀の物理学の重要な成果の一つが、地上で観察されているすべての物質が、クォークとレプトンと呼ばれる素粒子の組み合わせで説明尽くされるという標準素粒子モデルの確立』だそうです。
水星、金星、火星、地球は岩石惑星で、木星、土星はガス惑星、天王星、海王星は氷惑星とのこと。
太陽系で大量に酸素を持つのは地球だけで、そこには微生物や植物の光合成が絡んでいます。
逆に、酸素がある惑星を見つければ、そこには微生物や植物が存在するはず(バイオシグニチャー)。
野球の大谷選手と同様、このような天才には、どれだけ努力をしても勝てるはずもありません。
しかし、落ち込む必要はないというのが私の考え。
今やAIや量子コンピューターを使えば、凡庸な私の周りに何人もの天才を囲い込んでいるのと同じだからです。
最後の彼の言葉『自分がやりたいことをやればよい』至極名言。
大富豪になって、九州大学大学院と母校の長崎大学大学院に、多額の寄付をしようと決めました。
