無理しても入れる
我武者羅に仕事をこなしていたときには、自由な時間が欲しいとか、のんびりしたいとか常に思ったものです。
経営や日常のストレスから、解放されたいと願ったものです。
そのためには、お金があった方が色んな自由が楽しめるし、ストレスも減るとの思いもありました。
最近、少しずつそれが可能になってきたのですが、何か物足りないのです。
自由な時間の使い方が分からない時があります。
大抵は読書に充てるのですが、目的がはっきりしない読書は飽きるものです。
株式投資に関しても、待機資金が潤沢にあって、これから勝負するぞといったときには、時間も忘れ投資銘柄の選択に集中できます。
しかし、一旦投資が完了すると、数か月から1年程はとても暇になるのです。
暇になると、どういう心理が働くか?
友人知人の訃報に接する度に、自分の寿命を短く考え出します。
変形性股関節と足首の骨嚢腫も悪化したら、車椅子生活になるかもと不安がよぎります。
白内障と緑内障も悪化すれば盲目となるのではと心配になります。
ある朝、真ダムがBSで朝ドラを見た後に、「神戸が出ているよ」と私に告げました。
私の卒業後の就職先の本社が神戸にあり、2年間をそこで過ごした思い出の場所なのです。
その中で、俳優の羽田美智子が視聴者の手紙を読むシーンがありました。
その手紙の主は、網膜色素変性症という目の難病を医師から告げられます。
現代医学では失明を避けられないことを知り、絶望の中六甲山にロープーウェイで登り、雄大な海と市街地を眺めて、一日一日を一生懸命に生きようとしているとの内容の手紙でした。
単純な私です。
まだ歩ける、まだ見えるのに、何故変なことを考えるのだと自分を叱責。
この悪い考え方を永久払拭する方法はないかと、何度も自問しました。
結論は「暇がいけない」。
直ぐにスケジュール帳を見ました。
空いている日がかなりあります。
そこに、考え得るイベントや行き先を埋めるようにしたのです。
少々相手が嫌がっても、勝手にそこへ行って自分の暇を潰すことにしてみました。
いい加減な私のことですから、また違った考えに変わるかもしれません。
それでもすっきりした気分になれるのですから、TVを見る効用も否定できません。
