降らぬ先の傘

 事務所の日めくりカレンダーをめくると、「降らぬ先の傘」という言葉が記載されていました。

「転ばぬ先の杖」と同義だと思いますが、梅雨入りしたちょうど良いタイミングの言葉です。

先のことを考えて、十分に準備すること。

 先日、両親が入居するホームへ、いつものように、500ミリサイズのペットボトルの、水・お茶・麦茶、宮崎県産のラッキョウ、スイカのカットフルーツ等を持ち込みました。

その時には、私の弟から、完熟した高級デコポンを渡すように言われていたので、それも一緒にわたすと、大層な喜びようでした。

 事務所を出ようとすると、事務局員と看護師から呼び止められ、少し時間が欲しいとのこと。

両親の身に何かあったのか不安になりました。

実際は、6月1日からの「診療報酬改定」「介護報酬改定」の同意書にサインを求められたのです。

身体に何もなく一安心でした。

二人分の書類にサインを行い終了。

 今年の4月1日からホームの食費や備品使用料等が値上げになりました。

一人約1万円強です。

それに、更に診療費と介護費が追加加算されます。

二人合計で月額約46万円の支出。

今年の初めに、ケアマネージャーに、このホームの料金は高くないのか尋ねたことがあります。

返答は、福岡市内では中間帯とのことでした。

 二人合計の年金の税引き後の月額が約21万円。

不足分は月額25万円となります。

二人の預金残高を調べると、このままの金額であれば、残り8年ほどは大丈夫のようです。

熊本市内の実家売却分が、かなり貢献しています。

 今後のインフレを考え、且つ二人ともに105歳くらいまで生きるとなると、私が不足分の費用を出さねばなりません。

それくらいのことはできる自信がありますが、一般的な人はかなり難しい気がします。

『長生き』が素晴らしいこととなるには、やはりお金が必要です。

 40歳を過ぎたころから「降らぬ先の傘」を意識すべきです。

具体的には生命保険の新たな加入や、既存保険のチェック。

加えて、リスクの少ない資産運用。

何よりも、生活に関する無駄の排除。

 私は、真ダムの分も含めて、年を取るごとに資産が自然と増えるポートフォリオを組んでいます。

息子達や世間に、お金で迷惑を掛けることにならない仕組みとなっています。

心配なのが息子達です。

二家族共に、まだまだ倹約が足りていません。

倹約して浮いたお金を資産運用に回すべきです。

 アリとキリギリスの話を何度しても、実行しない人が大半です。

その人たちは、インフレの本当の怖さを知らないのです。

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