分かりやすい方法

 どのような業界にも当てはまるものではないと思いますが、二輪業界では確実に当てはまるものがあります。

自分が扱っているメーカーシェアが、高まれば高まるほど、保守サービスというアフターマーケットの需要は増加するというもの。

そうなるとどうなるのか?

 簡単な仮説が成り立ちます。

技術力があり製品シェアが高まれば、工賃上昇に弾みが出ます。

粗利率100%の工賃が上昇すれば、その店の利益率全体が上がり、総利益が増加。

その原資を基に、社員の給料を上げることが出来るようになります。

社員も給料が上がれば、更に努力を重ねるようになります。

 少子高齢化における、二輪業界の生き残り戦略は、これしかないと随分前から感じています。

プロ野球の「グランドにお金が落ちている」と同様、二輪業界は「整備工場にお金は落ちています」

毎日の改善で、どんどん効率化を進め、生産性を上げるべきです。

私の体感上、一人当たりの工賃月額は、最低で120万円、150万円を超えれば素晴らしい。

 この数字を挙げると、大抵のメカニックは「そんなのは無理だ」と応えることでしょう。

しかし、そう思って改善しなければ、給与の上昇を望まないことです。

私は、全国の優良バイク店を多数訪問しました。

20年くらい前の1時間当たりの工賃が7000円程度の時でさえ、月額120~150万円を稼ぐ店ばかりでした。

 シェアを上げるにはどうしたら良いか?

一番簡単な方法は、ニッチなエリアでダントツになること。

例えば、市単位や県単位でのシェアを追い続ける。

次には、例えば、九州全体を追い続け、そこでトップになれば、次のニッチの四国を狙う。

 今後の二輪業界を考えると、全国を狙う必要はないと考えています。

そのためには、いつも言うように、お客様に好かれることです。

お客様に好かれるには、どうしたらよいかくらいは、自分たちで考えましょう。

 九州・四国を治めればかなり安定するでしょうから、新規事業にチャレンジを始めるべきです。

新規事業も、先ずはM&Aから始めると、リスクは少なくなります。

 いつも思うのですが、大抵の経営者が衰退成熟産業の二輪業界に否定的で本当に助かります。

さほど経営能力のない息子達ですが、真面目に上記のことを進めさえすれば、かなり財務体質が良い中小企業に生まれ変われるほど、素晴らしい業界なのです。

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