単純な私

 日経新聞の「春秋」に面白いことが書かれていました。

「野球のバット1本とボール1個で1ドル10セントする。バットはボールよりも1ドル高い。さてボールの値段はいくらか」という単純な質問です。

シッカリと私は間違えました。

 答えを急ぐ心理が単純で間違った論理に飛びつかせる「飛躍思考」というそうです。

最近はいろんな情報が、それこそ洪水のように襲ってきます。

何が正しく、何が間違っているのかを瞬時に判断しないと溺れそうな気になるのです。

そこの心理のスキを突いた問題なのです。

 書道を始めてから3年を超しました。ほんの少しずつしか上達していないのですが、その学びで感じることは、如何にゆっくりと丁寧に書くかです。

それだけで、今までの乱筆からは解放されています。

 世の中が全てにスピード感を求めている気がします。

私も経営の中では『巧緻は拙速に如かず』をモットーにしてきました。

それ自体は間違っていなかった実感はありますが、今後は時間もあまり気にせずに済みます。

『じっくりと洞察』を一つの柱に据えようと感じた記事でした。

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