刺激的な3日間
成田空港からジェットスターに乗って、午後6時45分福岡空港着で彼女が来ました。
私と真ダムが福岡空港へ迎えに行き、車に乗せ夕食のレストランへ。
彼女は、真ダムの「はとこの娘」に当たる人物。
お父さんがフランス人でお母さんが日本人。
現在交換留学生として、早稲田大学の3年生となり、日本滞在4か月余り。
今年の9月には帰国することになっています。
何故自宅から1.5時間もかけてわざわざ成田から来たのか問うと、LCCの便数が多くて価格もかなり割安だからとの返事。
価格を調べると、確かに羽田便の半額くらいの価格で、学生には重宝と理解できました。
食事の好みを聞くと、魚介類と魚が苦手とのこと。
仕方なく、「ロイヤルホスト」で好きなものを選ばせることにしました。
ハーフだけあって170センチ弱の身長と私と同じくらいの肩幅に似合わず、可愛い顔がとてもチャーミングでした。
彼女が、我が家に2月6日(火)から3日間滞在したのです。
この時だけは、2LDKではなく、3LDKにしておくんだったと後悔。
彼女の実家は、フランス南部の海の近くのマルセイユ。大学は少し北部のリヨン。
東京に来て、暫く海を見ていないということだったので、翌日の7日(水)は、午前中から海沿いに糸島方面へ真ダムも一緒に3人でドライブ。
車内の音楽は、長男に入れてもらった70曲余りの洋楽特集。
夫婦岩で写真を撮ったのちに、イタリア料理のトラットリアジローで昼食。
菜の花のピザに驚き、瓶でない本物のジンジャエールにも目を白黒させていました。
昼食後、またまた海沿いを西方面へ。
国の特別名勝で、三保の松原、気比の松原とともに日本三大松原の一つに数えられる、唐津の虹ノ松原まで行きました。
何度訪れてもおよそ100万本の黒松の群生は圧巻で、彼女も感嘆していました。
この松原のトンネルを抜けたところにある、最近経営がシャトレーゼに変わった「唐津シーサイドホテル」のラウンジでコーヒーブレイク。
彼女はカプチーノを頼んでいました。
じっくりと海を堪能して、福岡市内に戻り、次男坊の友人が後を継いでいる焼き鳥屋さんに、我が家族10人が全員集合してウェルカムパーティ。
孫達が興味津々で、彼女のそばを離れません。食後には次男家族が彼女を福岡タワーのイルミネーション広場に連れていきました。
8日(木)には朝から、長男の嫁が櫛田神社や太宰府天満宮に連れて行き、日本で初めての豚骨ラーメンを食して、少し胃もたれが・・・。
9日(金)は、真ダムが午前中に城南区長尾にある我がグループの店舗を見学させ、その後大濠公園を散策。
そこで昼食をとり、大濠公園駅から地下鉄で博多駅にあるバスセンターまで真ダムが付き添い。
午後3時46分発のバスで長崎へと向かいました。
その後の予定は、バスと電車とフェリーを駆使して、長崎市内→雲仙→島原→熊本→広島→神戸。
重くて大きなリュックを背負っての安旅行です。流石若者!!
21歳のうら若き女性と同じ屋根の下で時を同じにすることなど、滅多にありません。
かなり気を使いましたが、良い刺激となり若返りました。
彼女が日本に来て驚いたのが、フランスに比べて、誰もがきちんとしていることと、街が綺麗なことだったそうです。
我々はパリを含めフランスは綺麗な都の印象がありますが、とんでもなく汚いと。
ゴミを清掃する専門の人達がいるらしいのですが、たまに長期間のストライキを実行するために、その時には大変とのこと。
東京の人の多さに驚くとともに、すれ違いざまにぶつかっても何も言わないことに違和感を感じると。
日本人の母親との会話のときだけは、日本語しか使わせなかった母親のお陰で、日常会話程度はほぼネイチャー。
他にも英語とスペイン語が話せるそうです。
卒業したらどのような企業に就職するつもりか聞くと、フランスでは新卒という概念がなく、色んな企業でインターンとして働きながら自分の道を見つけるとのこと。
フランス語・日本語・英語・スペイン語が話せる人物などそうそういません。
日本企業は厚遇で迎えるはずだから、日本企業に就職した方が良いとアドバイス。
出来たら福岡市の男性と結婚して、福岡市内に住んだ方が良いと、余計なことまで付け加えました。
フェイスタイムでフランスの彼女の母親と話をしながら、これが無料で出来る現代の技術に恐れ入りました。
調子に乗って、「必ずフランスに行きます」と約束してしまった真ダムと私。
攻撃株を増やすしかないと決意を新たにしました。