苦手な祝日
私はここ数年、毎週のルーティンが確立してきて、とても充実した日々を送っています。
その中でもストレスになる日があります。
それが一般的な祝日です。
月~金までは株式相場があり、パソコンでの銘柄チェックや各社の財務諸表の分析等、あっという間に時間が過ぎ、余った時間での読書もはかどります。
更に各種セミナーへの参加もあります。
土曜日は朝から書道教室へ行き、集中した1.5時間を過ごし、それから事務所へ行き、どちらかというと苦手な分野や難解な本を読むことにしています(そのためにベッドもTVもラジオすらありません)。
日曜日は、早朝からラグビーのコーチングを行い、昼過ぎに帰宅してからは仮眠を取り、その後は、ゆっくりと軽めの読書の時間に充てます。
2026年11月3日(火)文化の日のことです。
株式市場が休みのため遅めに起きた朝、真ダムが「今日はなんか用があると?」と聞くので「いや、何もない」と返答。
「小倉店で経理をしたいから連れて行って」と。
その日は長男が長崎店へ行っており不在でした。
長男に小倉店へ行く旨伝えて、経理一式のカバンとノートパソコン、それに私は、読みたい本をバッグに入れて、九州縦貫道と北九州高速道路を使い行きました。
祝日で混雑しているかと思いきや、どちらの高速道路もスイスイで驚きました。
北方ICで降り店へ到着。ところが駐車場に車が一台も停まっていません。
車内から店舗内を見ると入り口が閉まったまま電気も付いていません。
かといって、玄関ドアの大きなガラスにイベント等の張り紙もありません。
先ず、真ダムを叱り飛ばしました。
「まさか、こんな祝日に店を閉めているとは思わなかった。今までそんなことはなかった」と彼女。
次に長男に電話して、また叱り飛ばしました。
朝、小倉店へ行くと言った時に何故言わなかったかと。
長男いわく「ごめんイベントのことを忘れていた」と。
初めて小倉店に来たお客様なら「定休日?ホームページには営業中となっていたのに、倒産したのか?」と勘違いしてもおかしくありません。
ただでさえ業績が悪く、全国平均と比較しても売上高も粗利率も劣っているのに、水・木の定休日を考えると、お客様にとっては3日間も店が閉まっていることになるのです。
どうしても外せないイベントでも、店長とメカニック一人の二人で店を開ければよいだけです。
社員は休ませても、たった一人でお客様のために年中無休を続けた私からすると、言語道断の運営なのです。
少し怒りが落ち着いて、私の考えが古いかもしれないと反省し(ここら辺が成長の証)、帰りの高速道路の福岡ICで下車し、輸入部門の福岡店の次男の意見を聞くことにしました。
次男は不在でした。棚卸と経営指導のために、高松・鹿児島・熊本・福岡と各店舗を二泊三日で回っているとのこと。
「現地・現物・現実」が少しは理解できてきたようです。
輸入元から買わされ、長期在庫となったバイクメーカー名が入った3本の傘があったので、そのうちの一番古そうな1本を、店長に半額にしてもらい購入。
工場も「指定工場」を取得して忙しくしており、店内のレイアウトもお洒落、香りも高級感がありハードは概ね合格。
そのまま一般道を通って、国内部門の筑紫店へ向かいました。
我がグループの国内部門のなかでは、まあまあ調子が良いので誉めてやろうと思ったのです。
店に着くと、スタッフが忙しそうにしていました。
工場も以前よりは確実に綺麗になっていてスタッフを誉めました。
ナンバー2の接客を観察すると、とても丁寧で彼もここまで成長したかと満足。
店長はどこにいるかと聞くと「今日はお休みです」と。
「病気でもしたのか?それとも法事?」との問いに、「家庭サービスだそうです」と。
またブチ切れました。
翌日、翌々日は定休日なのです。なぜ3日間も家庭サービスをする必要があるのか。
スタッフを働かせて、店長が休むなど論外というのが私の考え(これも古い考えなのかもしれませんが)
ナンバー2に「うまかもん亭のステーキをスタッフ全員にご馳走しようと思ったが止めた」と店長に言っとけと。
いらいらが募るばかりでした。
真ダムが、輸入部門の小田部店の資料が鞄に入っているから仕事ができるというので、都市高速道路を使い小田部店へ。
先ず嬉しかったのが、先週指摘していた部品・用品棚がきちんと整理整頓されていたことです。
店の外の展示車の2台の一部が数センチ道路側にはみ出していたので、そこを注意しました。
何かの拍子で通行人が怪我でもしたら大変だからです。
いつものように楽しそうに仕事をしている二人です。
その日の様子を聞くと、何と3台も売れていました。
私の考えが古いかどうか店長に、小倉店と筑紫店のことを質問しました。
すると彼曰く「(水・木)が定休日なので(火)の休日はお客様が来る確率が高い。また11月は賞与を算出する最終月なので何としてでも実績を上げたい。今日のような日に休むなんて考えられない」と。
一瞬にして溜飲が下がりました。
帰り際に彼は「会長がブログで書いていた『大物になる本』の古本をアマゾンで購入して読んでいます。とてもやる気になりました」と。
たった一人の理解者のお陰で、ルンルンとした気分で帰宅しました。
