ワークライフバランス
ここ数年、特に盛んに喧伝されているワードです。
意味は、仕事と私生活の調和がとれている状態。
ただ、人生の段階や価値観によって、最適なバランスは変化する。
この概念に沿い、中小企業も労働環境を少しでも改善しようと知恵を絞っています。
またそれらの環境が無いと、求人もままならないものがあります。
弊社グループも来年から、少しですが年間休日を増やすようです。
一見良いことづくめのような気がします。
しかし、10代~50代までの人々が、この言葉を拡大解釈すると、老後に苦難が待っていることを知るべきです。
何故なら、今後少子高齢化が進む日本において、益々経済(所得)格差が付いてくるからです。
企業側から見れば、毎年賃金を上げて休日を増やすためには、一人当たりの生産性を上げるしか方法はありません。
一人当たりの生産性とは、簡単に言えばその人がいくら利益を出してくれるかということ。
必然的に、利益を出す人と出さない人には格差をつけるようになります。
今までと違いAIも発達してくれば、その格差はより大きなものになるでしょう。
では、そこで勝ち残る人はどのような人か?
私の体験では、『ワーカーホリック』以外はないと確信します。
ITが発達して、システムや組織で会社が回りだすと、生まれながらの能力や学歴の差はほとんどなくなります。
差がつくのは、どれだけ他人より仕事をこなすかだけです。
ここで間違っていけないのは「仕事」と「作業」は違うということ。
一流のアスリートや各業界のプロの人たちは、まぎれもなく他の誰よりも時間を使って、頭を使って、努力を重ねています。
これからの仕事も同様です。
独身時代は我武者羅に仕事もでき、お金を貯めやすい時期です。
そこでしっかりと金融資産の基礎を築き資産運用を行う。
結婚する前に、「ワーカーホリック」で50代まで突っ走る旨、恋人に了解を取る事。
往々にして、奥様や親が本人の能力を潰しかねません。
私は今でも「遊ぶ」という感覚がありません。
常に何事も『仕事』に結びつけた準備だと認識しています。
1日10時間~12時間はそれに費やしています。
このブログで再三述べているように、経営だろうがスポーツだろうが投資だろうが、『準備が8割』なのは確かです。
ソフトバンクホークスの和田投手は43歳まで、阪神タイガースの鳥谷選手は40歳まで、厳しいプロ野球の環境下で、現役を続けられた要因の第一番目に『準備』を二人共に挙げています。
また最近国民栄誉賞を受賞したスピードスケートの髙木美保選手は、「自らが成長し続けるためには、準備が欠かせない。準備に完成はない。変化は一夜にして起きることではないので、日々少しずつ準備を重ねて目標に向かって変化・成長していくことが大切」と、『準備』の重要性を何度も口にしています。
おかしいと思われるかもしれませんが、書道教室もラグビーのボランティアも私の中ではそれに含まれます。
1年365日です。
なぜそれほどの準備をするのか?
『決断』という、普通の人とは桁違いの仕事を迷いなく実行するためです。
残念ながら、日本国には中間層が少なくなり、貧困層と富裕層が増えている現実を知るべきです。
他の人と同じ感覚で、若い時に楽しい人生を送っている人たちが、老後豊かな人生を送れるわけはないと私は考えているのです。
これからは、ゆるい企業は決して生き残ってはいけません。
