お金と女に好かれたい

 真剣に読み返した古本の最後です。(「おとこの社長大学」は現存している会社が、ビッグカメラだけでしたので軽く読み流しました)

「お金と女に好かれたい 福富太郎 著 税込 500円」

1994年に上梓されています。

自他ともに認める変人の私は、若い頃から金と女性が好きだったようです。

裏を返せば、お金も持たないし、女性にモテもしなかったということでしょう。

この本も本質を突いた本です。

簡単に言えば、何時の世も「男と女」「金持ちと貧乏」しかいないという現実を直視して語られています。

福富太郎も幼い頃から赤貧の生活を強いられ、中学中退の学歴から大富豪(キャバレー王)にのし上がった人物です。

下記の「」は彼が語った人生訓。

 「貧乏な家に生まれることはいいことだ(貧乏な家に生まれたということは、お金持ちになる第一条件を天から与えられたと同じ。カーネギー、ロスチャイルド、この福富太郎も貧乏な家に生まれたからこそ一代で大きな財を築いた)」

「若い時は不幸な方がいい(定年を過ぎて不幸なのはかわいそうだが、若い時に不幸が来ればこんなにいいことはない。同じ境遇に遭遇している人にも優しくなれる。乗り越えるために身体も心も鍛えられる)」

「東大を出た人の本なんか読んじゃいけない(クソの役にも立たない。小学校しか出ていなくて大儲けした人の本を読みなさい)」

「見極めがつかないときは人のいかない方へ行け(土地バブルが崩壊した時に土地を買い、株を買う。日本人はみんなと同様の行動をとりたがる。みんなと一緒のことをやって大きなお金儲けは出来ない)」

 「お金は貯める気になればいくらでも貯められる(独身時代は寮に入るか安アパートに入居。食事は牛乳とバナナを中心に、古い野菜を八百屋で破格値で購入し、炒めて食べる)」

「お金に好かれるにはある金額を自分の力で貯めないといけない(最低が1千万円位。これが出来たら1億円借り入れができる可能性がある。)」

「一銭も持たずに10億円借りたと同じ立場に立つ方法がある(10億かけて造ってもらった店を任せてもらえばいい。一般的には10億円の店舗の店長や支配人は、ただ雇われているだけと思って仕事をしている。だから給料分しか働こうとしないし、その分しか発想が生まれない)」

「信用されれば経営者にもなれる(本当に儲かるのは発明と発見、後は金持ちだけなんだ。何にもない人に残された道は『信用』だ。世の中はお金を貸したがっている。『信用』さえあれば何千万、何億と貸してくれる)」

「どんな人間が信用できるか(上司や権力者の信用を得るのが近道と普通は考える。逆だ。守衛さんや掃除のおばさん、ソープランドの女性等、先ず身近な人の信用を得るべきだ。人ってのは、見ていないようでいろんなところで見ている)」

「どれだけの人が味方になってくれるか(人生の勝負時には味方がいるかいないかは大きい。僕は一度付き合うとよほどのことがない限り長続きする。火災保険屋とは今もずっと続いている)」

「トラブルがあった方がチャンスがある(大会社にエリートでない人が入っても何も出来ない。中小企業のつぶれかかったところへ入って、人の嫌がることを率先してやっていればチャンスが巡ってくる。安田善次郎・浅野総一郎・雨宮敬次郎・大倉喜八郎・小佐野賢治といろんな伝記を読んでわかったのは、人のやらないこと、人の嫌がることをやらなきゃダメだってことだった)」

 「お金と慣れ親しむことが肝心(借りた借金はできる限り早く返すことが、おカネに嫌われない鉄則。おカネは貯め込むだけでは駄目。儲けよう、儲けようとガツガツしても駄目。『儲かるシステムを作る』ことが大切なんだ。見栄を張らずにどんどん本を買え。その本から1行でも2行でも何かを得られれば御の字。先に行って役に立つ)」

「お金の使い方を見ている(お金を出すときにはピン札をさっと出す。それも方向をきちんと揃えて出す。そういうことはどうでもいいじゃないかという人間を私は信用しない)」

「俺の自慢(知り合えば勉強になると思ったら自分で積極的に近づいて行った。結構本を読んでいて勉強になったことが多い。そこで学んだのが、自分は大したことはなくても、周りに凄い人たちがいれば、凄いことが出来ること。本に書いてあって『いいな』と思うことはすぐに実行する癖がついた。どの店でも若い頃は一番早く店に来て一番遅く帰る従業員だった)」

「人脈は大切(暑中見舞い、年賀状は欠かさず、本当に付き合ってもらいたい人には、翌日にさっと郵便を出す{昨日はお目にかかれて光栄でした。今後ともよろしくお願いします}

「やはり医者と弁護士は知っておくべきだ(アメリカでは医者と弁護士と銀行マンに知り合いがいない人間は社会的に信用されない。自分は弁護士の重要性を大いに体験した)」

 「女に好かれる」ページでは、公に書けないこともあるのでポイントを絞ります。

1.デートで待たされるのは嫌なものだが、約束の時間の20分前に行って1時間は待つのが男の礼儀

2.すっぽかされて頭にくるレベルでは女にモテない

3.グチをこぼす男、理屈っぽい男は先ずモテない

4.謎めいた男がモテる

5.大きな声の男はモテない

6.真面目で正直な男はモテない

7.夢を語れる男がモテる

☆ どんなにモテない男でも諦めないでいればチャンスはある

  アッシー君でも、メッシー君でも快く引き受けて、1年でも2年でもこまめにやればいい

(そこまでしても・・・なんていう男はやはりモテないね)

 評価や感想は人それぞれでしょう。

由緒ある真面目な高学歴の人々は、「大物になる本」「お金と女に好かれたい」などの少しバカっぽい低レベルのタイトルの本を、恐らく読みはしません。

ソープランドや妾や下の話も頻繁に出てきます。

日本の資本主義の父と言われる渋沢栄一など、これらの権化のようなものです。

 私は、この人間臭さが好きだし、無一文からどれだけ上へ登れるかの過程がたまらなく魅力でありやりがいを感じるのです。

最終的には彼等も慈善事業へ多額の寄付をしています。

面白いことに二人の危惧は共通しています。

それは、自分の子供達が『貧乏』でないことですから皮肉なもんです。

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