何とも情けない

 東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件のすそ野が広がっています。

原因は何かと考えれば、自民党一党の弊害に行きつきそうです。

世界の人々や、日本の若者に夢と希望を与えるはずが、一部の自分だけ良ければよいという大人のために汚されることに大いなる憤慨を覚えます。

そこそこの教養と地位のある人々が、善悪の判断もつかないものでしょうか?

 「水澄み過ぎて魚住まず」という言葉があるように、全てのことが綺麗ごとでは終わらないことは理解できます。

私も社会人となりそのことを体験したがゆえに、子供達の名前に「清濁併せ呑む器量を持つようにと」『弘』と『寛』を付けたくらいですから。

しかし、何事も超えてはいけない一線は必ずあります。

 2030年冬季大会招致を目指す札幌市と日本オリンピック委員会が、透明性と公正性確保の決意を示す「宣誓文」を公表しました。

分かりやすく言えば、「不正はしません」と文章に書いたわけです。

思わず、小学生か?と思いました。

 不正はしないで当たり前、それを選ばれし大の大人がわざわざ宣誓文にして衆目に見せるのです。

気骨ある日本人の姿はどこにもありません。

 私は今、子供達より孫達への教育の機会が増えています。

やはり「清濁云々・・・」の前に、シッカリと善悪を判断出来るように教え込もうと考えているこの頃です。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

経営の難しさを説く