原点

　類は友を呼ぶと言いますが、最近とみにそのことを感じます。

スタートアップ企業を増やすために、政府がいろんな政策を繰り出していることも背景にあると思います。

起業する場合でも、借り入れに連帯保証を付けない等は、画期的な事です。

やる気とアイデアがあればどんどん会社を興せばよい。

　ただ私の経験から言うと、会社を興す場合「商店」を目指すのか「企業」を目指すのかは、明確にした方が良いと思います。

どちらにも一長一短があります。

先ずは自分の気持ちと、自分の力量を顧みることからです。

　私は、当初から「企業」を目指しました。

サラリーマン時代、同じ大学の同級生が違う会社に就職していて、その年間給料が私よりもはるかに高いことに驚きました。総務課に生涯賃金を尋ねると約2億円とその彼より1億円も低かったのです。

たまたま就職した会社の違いで、生涯賃金が1億円も違うことに愕然としました。

そこで、脱サラを決めて、せめて生涯賃金を10倍の20億円にしようと心の中で誓いました。

その金額にするには「商店」ではできなかったのです。

　結局会社を興したものの、私の生涯賃金は目標には遠く及びませんでした。

それは、会社の継続に力点を置くようになったからです。後悔はしていません。

新たに「ビリオネア」の夢を掲げることが出来たからです。

　「商店」を目指すなら、とことん自分の好きなことにのめり込むこと。それと、何より健康が一番。

「企業」を目指すならば、『成長』と『膨張』を続けなければ生きていけないという自覚を強く持つこと。

　「企業」が、経営者の能力以上に成長しないという理由はここにあります。