牙を剥き出した
先日、魔ダムの実家で盆の法要を執り行いました。
菩提寺である三代目の若き住職と話をする機会を得ました。
お寺も年々檀家が減っており、且つ葬儀やお墓に関する考え方等も
以前に比べると変わってきており、生き残りが大変だそうです。
本業だけでなく、保育園や幼稚園を併設したり
不動産業に打って出たりと経営感覚が不可欠とのこと。
その様な話の中で、20代半ばの彼の弟が実に高い年収を
取っている話になりました。
妙に縁がありますが、弁護士だということです。
聞くとこちらも県立高校を優秀な成績で卒業し
京都大学卒業後に司法試験に合格。
現在中堅どころの事務所に勤務中。
先日新聞に弁護士の平均年収と勤続年との
相関図が掲載されていました。
大雑把に言いますと、10年勤務で2000万円、
20年勤務で3000万円。
この20年に及ぶデフレという日本経済は、
成長という感覚を忘れさせました。
そのせいで、年収500万円~700万円という中間層の
ほとんどが下方に修正され、現在では300万円~400万円です。
一方で優秀な頭脳の持ち主や、飛びぬけた才能のある
スポーツ選手等はグローバルの価値になり
億単位の年収を得ています。
今までと違って、資本主義の終焉等が語られ始めました。
資本主義の極端な面がいよいよ牙を剥き出しました。
嘆こうが悲しもうが、格差はどんどん広がっていきます。
明晰な頭脳もなく、飛び抜けた運動神経もない我々一般人は
どのようにしたらよいでしょう。
300万円~400万円を御主人が
それに奥様の200万円~300万円が加われば
世帯年収が500万円~700万円になり、
現在の日本経済下であれば、十分幸せな家庭が築けます。
一方、少しでも野望がある人は、変化を恐れず、リスクを取って
果敢にいろんなことにチャレンジしていけば
年収1000万円超えは当然ついてきます。
但し、公的な統計ではありませんが、
ネット上で一番多く見られる会社の生存率は、
創業1年以内で40%、5年以内で20%、10年以内で5%という
ハイリスクは頭に入れておかねばなりません。