生き残るヒント
トイレに掛けていました時計が電池を替えても
動かないようになりました。
義母がまだ若かりし頃、時間をかけて丹念に施した
刺繍が盤面になっています。
思い出深いし唯一無二のものなので
修理に出すことにしました。
先ず、腕の確かな大手デパートの時計修理コーナーに
持って行きました。
すると、そのデパートの契約メーカーの部品ではないと
断られましたが、そこの技術者が、新天町の時計屋さんを
紹介してくれました。
そのHという店はアーケード街のこじんまりとした店で
そこのご夫婦が丁寧に対応して下さいました。
壁に一級時計修理技能士が二人、二級が一人名前等が掲げられ
時計修理に関する自負が感じられました。
「素敵な時計なので修理の様子をHPに掲載して良いですか?」と
許可を求められ、もちろん快諾しました。
2週間ほどして連絡があり取りに行き、故障の原因は
ほったらかしにしていた電池の液漏れで部品自体を
セットで新品に交換。かかった金額はわずか8640円(税込み)でした。
それでも、後日お礼のお手紙と保証書が送られてきたのです。
我々二輪業界の生き残るヒントは正にここにあります。
YSP大濠の変貌を楽しみたいと思います。