小出し
アベノミクスで最も重要な金融政策における
日銀黒田総裁の金融緩和政策がバズーカ砲に例えられました。
彼の放った一言は「小出しに(逐次投入)しない」でした。
孫氏の「虚実篇」に
『戦いの地を知り、戦いの日を知れば、則ち千里にして会戦すべし』
というものがあります。
意訳しますと、(戦いの起こる場所と戦いの時期が判断できれば
千里も離れた場所であっても軍隊を移動させて戦うべきだ)
つまり、ここが勝負どころと思ったのなら
一気呵成に全力を投入すべしということだと思います。
「いざという時に備えて温存しよう」などと考えると
どっちつかずになり、勝負どころが正解であっても
勝ちに繋がりません。
経営者の仕事はただ一点、日頃からの情報収集を怠らず
この勝負どころを見極めることだと思います。
勝負どころを見極めたなら戦力は小出しにせずに
絶対的な勝ちに拘るべきです。
その様な観点から、私はこの1年以上
まだ仕事をしていません。
この激動を予感させる今年は
やっと仕事にありつけそうでワクワクしています。