見極め
我が子や社員を彼らの成長のために
こちらの全エネルギーを消耗しながら
指導する日々を送っています。
私が常に気を付けていることは、少し冷酷ですが
「亀に速く走れと言っても仕方ない」ということです。
ただ、前向きに速く走ろうとしていると感じた人には
「走るより泳ぎに専念した方が素晴らしさが出る」と
違うフィールドを用意することも併せて考えています。
ラグビーワールドカップの日本代表が帰国しました。
魔ダムなどは「外国人が半分近くもいて日本代表?」
確かに素直な感想でしょう。
けれども、少子高齢化が進むこれからの日本の立ち位置を考えた場合
このラグビーの日本代表の姿こそ「グローバル&ダイバーシティ」
そのものだと思います。
この日本代表をここまで成長させたジョーンズ氏の言葉が
とても印象的でした。要約しますと
「日本には優秀な選手がたくさんいるが、その人に合った
正しい練習をしていない。ただ型にはまった規律と従順を
課しているだけ。
ウサインボルトはマラソン選手のような練習はしない」
私と全く同じ考えです。弊社は、各店長には
最低限の規則を課していますが、それ以外は
各店長の個性をそのまま出すような仕組みにしています。
それでもなお、弊社の業績がパッとしないのは、
やはり各店長の本質的な個性を見極めきれていない
私の観察眼の無さだと思いました。