シンクレティズム
Syncretism。
習合信仰、重層信仰と訳されています。
神道と仏教が混じり合ったような信仰形態のことです。
私は毎晩寝る前に、その日一日の無事のお礼を
ダイニングの上方東向きに設置された神棚の神様と
和室に南向きに設置された仏壇の仏様に
手を合わせて心の中で、申し上げています。
まさしく、シンクレティズムそのものです。
最近イスラム原理主義等が世間を賑わせていて、その反動で
メディアの中では、日本の無宗教化を論じる風潮があります。
しかし、決まった時間にメッカに向かい御祈りをささげる、
日曜日には必ず教会に行き祈る、といった
各宗教の習慣と私の習慣のどこが違うのでしょうか?
先祖を奉り、家族や知人の無事や健康を祈り
国家や会社の繁栄を望む等、お祈り自体に
強弱があろうはずもありません。
我々は正々堂々と胸を張って
この世界的に稀有な日本の「重層信仰」を
もっと強く発信すべきだと思います。