一転

 私は、数年前からインフレを予測して、現・預金はほとんど持たずに、株式、不動産、貴金属へ投資を振り向けていました。

しかし今年からは、一転して現・預金重視で行こうと最近決意しました。

理由は様々あります。

 先ず、米国株が異常な高値で、投資の神様であるウォーレンバフェットは、昨年から持ち株を次々に売却して現金比率を全投資金額の55%まで高めていること。

日本の消費マインドが高まっていない事。

トランプ大統領が何をしでかすか不明なこと。

そして、最後の米国の指標で私は確信に近いものを感じたのです。

 米国は昨年までは、次第にインフレは落ち着き金利も下がり、経済はソフトランディングすると専門家は見ていました。

ところが最近発表された2024年12月の雇用統計は、市場予想の15万4000人増をはるかに上回る25万6000人増。

失業率も11月の4.2%から4.1%へと改善し、歴史的な低水準を維持していることが分かったのです。

 簡単にいうと米国経済は次第に下降どころか、加熱の途中ということなのです。

こうなると、FRBは金利を下げるどころか、上げなければならなくなる可能性が大きくなります。

仕方なく、日銀も超円安対策のためにも金利を上げるでしょう。

 つまり、米国株式相場は大幅に下落し出すということを意味するのです。

そうなると、日本の株式相場も大きな影響を受けざるを得ません。

ひょっとすると、考えられないような下落相場が1~2回は年内に来るかもしれません(あくまで私の勝手な推測です)。

 苦痛ではありますが、今年は「忍」の年になりそうです。

日本株の大暴落が来るまで辛抱し、来たら一気に追加投資を行いたいというスタンスに変えました。

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