興味のど真ん中
3回目の西南学院大学公開講座を受講しました。
タイトルは、「会計学・ファイナンス研究とAI」
講師は、1980年生まれの西南学院大学商学部准教授の原口健太郎氏。
彼の略歴が面白い。
九州大学博士なのだが、専門は宇宙物理学で且つ公認会計士。
日本会計研究学会 課題研究委員会のメンバーの委員であり、若手なのに大したものです。
簡単にいうと、会計情報と株価とAIの関連を考察した内容でした。
私の最も得意とするところだったので、一言洩らさず聴き取りました。
最後は、聴講者が帰った後に彼を呼び止め質問まで行いました。
結論
1.複式簿記は「持ち・借り・儲け」を映す。会計情報は社会の意思決定を支える
2.会計情報は株価に織り込まれ、しかも開示前から動き始める
3.生成AI・ML(マシン学習)は財務諸表を読み解き得る。但し「精度」と「儲け」は別物
4.公開情報で勝ち続けるのは難しい。長期分散と領域横断に研究の余地あり
あっという間の1時間半でした。
この講座を聴き、改めて自分の株式投資の方法は間違っていなかったことと、最後のピースはやはり『勘』ということを確信しました。
そもそも会計学には「財務会計」と「管理会計」があります。
我々で言えば、各店舗での会計は「管理会計」で、銀行等への会社外部に影響を与えるのが「財務会計」。
会計学×ファイナンス×AIというのはとても相性が良い。
会計情報は株価・債券価格に影響し、膨大なサンプルを入手できる。
その膨大なデータをAIで読み取れば、株価の予測ができるはず。
今までの各種研究で、増益企業の方が株価が上がりやすいことは分かっているそうです。
私から言わせれば、当たり前と思うのですが。
それならば、財務諸表から次期の増益・減益を予測する作業が生成AIで出来ないだろうかというのがメインの研究テーマ。
その研究論文が公開され人気を博しました。
その結果、利益増加予想の確率は58.31%に留まりました。
つまり、過去の数年分の財務諸表を分析したところで、次期の増益・減益はあいまいということです。
ここに、私のような体験による積み重ねの『勘』で動く人間の入り込む余地があるのです。
これからも、徹底的に株式投資を行おうと強く思えたデータがありました。
ジェレミー・シーゲル(MIT博士で彼の著書「株式投資」は史上最高の投資書10冊のひとつ)の表でした。
1801年に1ドルを投資していたら、約200年後にはどうなったかというもの。
ドルベースの表だったので、1$=159円で換算してみました。
1801年の159円の投資の200年後の姿です
1.現金:11.13円
2.ゴールド:155.82円
3.短期国債:48336円
4.長期国債:151368円
5.株式:95337195円
孫やひ孫がいる人は、現金や土地ではなく株式を相続させれば面白いと、目から鱗の結果でした。
