簡単ではない人もいる

とあるセルフガソリンスタンドでの出来事。

かなり待って、やっと私の車が横付けできました。

 

画面をタッチしてクレジットカードを、と思って液晶を触るも「お釣りをお受け取り下さい」の繰り返しで最初の画面が出てきませんでした。

その画面をよく見ると、10000円で2000円分ガソリンを入れお釣りが8000円との表示。

その表示の横を見ると、何と5000円札が見えました。

 

スタンドの社員を探すも、周りにはいなくて、『連絡』というボタンを押す事数分。

やっと若い眼鏡をかけた、少し太り気味の伸長173センチくらいの男性が現れました。

 

面倒なことには巻き込まれたくなかったので、その彼にお札を取り出してもらい、金額を私の目の前で確認させました。

「確かに8000円です。もし忘れたお客様が現れたら一割の800円を差し上げることになっていますが？」とのこと。

私は直ぐに「お金はいりません。ちゃんと処理してください」とだけ答えて、彼に名前を聞き胸の名札と照合しました。

 

セルフで現金で支払うということは、お年寄りかもしれません。

大きな金額です。

持ち主に無事戻ればと思いつつ、キャッシュレスは簡単そうでも、年配者には不便だろうなと少し同情したくなる気分でした。