弱り目に祟り目

 ついに、この日が来たかと思いました。

ボランティアのラグビーでいつものように、3時間立ちっ放しの終了後のことです。

昼食をとった後に、自宅の階段を上がろうとすると、左足首に力が入らず、ほとんど崩れ落ちました。

用心しながらゆっくりと、左壁に設置している介護用の棒を握りしめながら、一段ずつ上がると、今度は今まで痛みのなかった右股関節に痛みと違和感が出てきました。

執務室の椅子に座るのもやっとでした。

 「ああ、これで手術か?走れなくなるかも」とかなりのショックを覚えました。

今までのいい加減さが出たのでしょう。

ストレッチも筋トレもサボりながら、体重は68キロを超えたままでした。

その日は用心のために昼から外へも出ずに養生しました。

 このまま歩くこともしないと一気に寝たきりになりそうで、少しでも痛みをこらえながら翌日から歩こうと決意。

たまたま、翌日の月曜日正午に会食の予定があったので、徒歩と地下鉄で博多駅まで行き「ホテル日航福岡」2階の中華料理店へ。

ゆっくりと、ひょこひょこ歩けば何とか歩けました。

 この会食は真ダムのテニス友達夫婦とでした。

彼らがご馳走してくれたのです。

千葉に引っ越すために福岡市内に購入していたマンションを売却したいとの相談を受け、件のW君を紹介したら、予想以上の価格で売れたとのことで、わざわざ千葉から来てくれました。

帰宅時に地下鉄に乗ると、優先席に座らないととても辛いと感じ、何とも情けなくなりました。

 火曜日は、久しぶりに事務所へ行く予定でした。

いつもなら徒歩で片道30分かけていくのですが、今回は徒歩での往復は無理と踏んで車で行きました。

エレベーターに乗ろうとすると、整備中で乗れません。

このような身体の状態で、8階まで階段を登らなければならなくなりました。

痛みをこらえながら8階まで到達し、いつもの電子キーからボタンを押してキーを取り出し階段のドアを開けようとするも開きません。

 どうしようもなく、またゆっくりと階段を下りていき、管理室をノックしました。

すると、セキリュティーのために、階段の登りは管理室の鍵でしか開かないとのこと。

下りは何もせずにドアが開き、1階まで行けます。

 管理室の女性が8階まで一緒についてきてくれ、やっと階段のドアが開き事務所のフロアに立つことができました。

一緒に登る間、彼女に話を聞きました。

すると、先ほどまで16階に2回も階段を登ったとのこと。

また、翌日は彼女がいないので、整備の間は階段も使用できないと。

 結局その日は8階までの階段を2往復もしました。

便利なシステムがいったん壊れると、大変な思いをすることを実感しました。

高層階のマンションの不便さは突然やってきます。

弱り目に祟り目だと思っていたら、株式市場で勝負株のS株がまたもや下落しています。

「踏んだり蹴ったり」の方が良かったかもと思った一日でした。

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