衝撃

久し振りにひょんなことで高校の後輩に電話しました。

電話口に出られたのは奥様。

 

奥様とは初めてでしたので、改めて名を名乗り8つ上の先輩であることを告げました。

その後の彼との会話。

「先輩、すみません、俺もう駄目なんです、駄目なんです」意味不明で、たどたどしい言葉使い。

会話が成り立ちませんでした。

 

何があったのかと訝っている間に再び奥様が出られました。

5月に突然倒れて、発見に8時間もかかったので後遺症が残っているとのこと。

言葉が上手くしゃべれないということでした。

 

現在自宅でリハビリ中とのことでしたので「お大事に」と電話を切りました。

すると数分後、彼から私の携帯に電話が。

「先輩、本当にすみません、本当に何もできなくてすみません・・・」

私は、「絶対に諦めないでリハビリ頑張れ」というのが精一杯でした。

 

余りに突然の衝撃に、一瞬頭が真っ白になりました。

我に返って、少しでも良くなって欲しいとの思いと共に、今後の奥様の大変さも気になりました。

 

彼の落胆と苦労を思うと、今までブログで書いていた『私の痛み』など豆粒みたいなものでした。

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