離職

厚生労働省の2014年調査によりますと

新規学生就職者の3年以内離職率は

大学卒・・・32.2%

高校卒・・・40.8%

中学卒・・・67.7%

これが就業者30人未満になるとかなり増えるそうです。

 

離職の原因の一番は

肉体的・精神的に健康を損なったこと。

二番目は

労働時間、休日、休暇の条件がよくなかったこと。

 

弊社は30人レベルの企業の中でも

福岡県の平均賃金よりは高い、休日も多い、退職金制度あり、

会社の経費で国家資格も取れる、残業はほとんどなし。

そして好きなバイクを扱える。

 

これだけの条件がそろっても、辞めていく人がいます。

これから本格的に経営をしていく愚息達も

かなり悩んでいました。

 

私のアドバイスは、「よほどの人物でない限り引き留めるな」

「それ以外の人物ならさっさと辞めさせろ」というものです。

 

30年経営して私が思っていることは

一番大切なものは「社員」、次が「取引先」、3番目が「お客様」です。

世間でいう「お客様は神様です」とは

若干考え方が違います。

 

ここまで考えているから、またファミリーのほとんどの財産を会社に投資しているから

「辞めさせろ」と強く言えるのです。

よく人は、私が冷たいと言います。

 

一生懸命社員のことを考え、自分の財産を削っていれば、

裏切られたときにとる行動は

冷たくなって当然です。

 

分かりやすく言えば、男女の恋愛と一緒だと思います。

愛した女性に振られたら、もっといい女を見つけて

振った女に後悔させてやるというのが

私の考えです。

 

私は、自分の会社にも経営にも誇りを持っています。

ここまでして駄目なら、会社を閉めればよいだけです。

 

但し、自分達の経営を理解し、しっかりとついてきてくれる人が

一人でもいれば、「ファミリー全員でその人を守れ」と

日々言っていることも事実です。

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