旧交を温める

およそ2週間ほど前に、私の携帯にショートメールが届きました。

高校時代の同級生からでした。

 

「○○が私用で東京から福岡に来る、集まらんや」という内容でした。

普段は人付き合いの良くない私ですので断るのですが、

最近外に出ることを優先課題にしていましたので、即オッケイの返信をしました。

 

場所は70年の歴史を誇る料亭でした。

ネットで場所を調べますと、少し辺鄙な場所です。

地下鉄とバスを乗り継ぎ、その後は徒歩にすることにしました。

 

一人で夜の街の出るのは何年振りでしょうか?

徒歩の距離がかなりあるので、汗臭さを防ぐ意味でも

爽やか系のコロンを軽く振りかけて出かけました。

 

都市高速と、大きな交差点そばの、かなりうるさい場所にその店はありました。

門をくぐると内水がしてあり、石や植え込み等にも歴史と風格を感じさせ

喧騒から静寂へと変わって行きました。

 

私を含む12名が集まりました。

そのうちの4人は高校卒業以来の再会です。

面影はあるのですが、名前が思い出せません。

 

こういう時に私は非常にバツが悪いのです。

私の名が珍しく、且つ覚えやすいので、先方は全員私の名を知っていました。

正直に聞きだすしかありません。

 

食事が進むにつれて、かなり盛り上がり非常に楽しい思いをしました。

それにしても多士済済でした。

医者が3人、大手の子会社社長が3人、税理士1人、大学教授1人、

完全リタイア1人、嘱託1人、そして自営が2人。

 

私は年の割に若く見える事には自信があったのですが

私以上に若かったのが大学教授でした。

皆でその話題になると、週の内6日ほどは

女子大生に囲まれているという環境からだと理解できました。

 

いくつになっても、やはり男性には女性が必要なようです。

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