トクホと医薬部外品
最近よく見たり聞いたりする言葉ですが
いまいち、よく理解できません。
トクホとは、「特定保健用食品」のこと。
「身体の生理学的機能などに、
影響を与える保健機能成分を含む食品で
特定の保健の用途に資する旨を表示するもの。」
簡単に言うと、効能を厚生省が認めた範囲内で表示できる商品。
我家の商品を調べてみました。
写真の表示を見ると
「コレステロールが気になるかたや高めの方に適しています。」
「歯を丈夫で健康に保ちます。」
医薬部外品とは
「次に掲げることが目的とされる且つ、人体に対する作用が
緩和なものであって、機能器具などではないもの。
1.吐き気やその他の不快感または、口臭もしくは体臭の防止
2.あせも、ただれの防止
3.脱毛の防止、育毛または除毛
4.人または動物の保護のためにするネズミや
はえ、蚊、のみなどの駆除または防止」
簡単に言うと、医薬品と化粧品の間に位置するもの。
写真は、前述した加齢臭を防ぐ石鹸の裏に記載されていたもの。
「大人の素肌をすっきりと洗い上げ、気になるニオイ(体臭・汗臭)を防ぎます、」
この特定保健食品(市場規模6000億円)の取得数と、
医薬部外品(市場規模8000億円)の承認数で
日本一の会社が佐賀県鳥栖市の「東洋新薬」です。
特定保健食品取得数は2014年10/2現在で252件で
2位ヤクルト本社の55件を圧倒しています。
また、医薬部外品の承認数は87件で2位はマンダム66件。
この企業は、研究開発型で黒子に徹していて、表に出ないのですが
例えば青汁の出荷量は日本一とのことです。
我々が違うブランドの青汁を飲んだ気になっていても
製造元は同じ東洋新薬ということがあり得るのです。
創業17年で113億円の売上高。
どれだけ成熟しようが、どれだけ田舎だろうが
いろんなビジネスモデルは可能どころか
ある意味ブルーオーシャンの独り占めが出来る良い例です。