犬も歩けば・・

魔ダム:「暇そうやけん、葉書をポストに出してきて、

ついでに角のクリーニング屋さんでシャツをもろて来て」

私:  「はい! わかりました」

 

素足をスニーカーに押し込み、そそくさと公園横の道を通って

ポストに全て彼女に関する葉書を3通投函。

その帰り道、右手に下りて行って、角のクリーニング工場に。

 

青年がクリーニングが終了した商品を

ワンボックスカーに積んでいる所でした。

 

私: 「こんにちわ、商品を取りに来たのですが」

青年:積む手を止めて、笑顔で「こんにちわ、少々お待ちください」と

小走りで裏の方へ。

 

私:「なかなか感じの良い青年だな」と感じながら

いつもの社内観察。

 

工場内には無数の吊り下げられた商品群があり

クリーニング工場独特の匂いと暑さがありました。

大きく印刷されたしっかりした紙にスローガンが掲げられていました。

 

『迅速に 考働しよう』

いや~、一本やられたという感じでした。

経営者の思いが素直に出ていて、社員の質も相当だろうと思いました。

 

数分後、かの青年がシャツを2枚持って来て

「こちらで間違いありませんか?」とまた笑顔。

 

サービス業に近い弊社ならいざ知らず

工場の一スタッフの対応がここまで良いとは

正直驚きでした。

 

犬も歩けば何とやらですが、やはり外に出て

人に合うべきだと強く思いました。

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