肝に銘じる
直近の日経新聞の「私の履歴書」が牛丼吉野家の倒産と再興を
経験した安倍修仁氏の話ということは既述しました。
会社更生法に至るまでやそれ以降再興までの
管財人、社員等の行動や心模様が具体的に描写され
未経験の私には実に役に立ちます。
そもそも倒産には「破産・会社更生法・民事再生法」があります。
『破産』は、会社の資産を全て処分し、債権者に分配して清算。
外部の支援で、一旦倒産させるが会社を解散させずに再興するのが
『会社更生法・民事再生法』です。
『会社更生法』は、全て裁判所が決めた管財人が主導。
株主も金銭的な責任を負う。利害関係者が多く大型の場合。
『民事再生法』は、全て会社主導で行う。
利害関係者が少なく、スピードを有する場合。
2010年1月の「JAL」は会社更生法、
2015年1月の「スカイマーク」は民事再生法。
どちらにしても、そこそこの規模があり、社会的影響も考え
利害関係者や社員の雇用を守る必要がある場合に
適用されるのが現実だと思います。
絶対に倒産させてはならないと思いますが、
最悪の場合でも、外部から支援の手を差し伸べられる会社には
なりたいと思いました。
「私の履歴書」の文章中に出て来た
『資本は常に安全で有利なところに流れる』という言葉は
肝に銘じなければなりません。