竹内智香さんと神田めぐみさん
20数年間、経営に携わってきて思うことは、
倒産させない秘訣は、『ナニクソ負けてたまるか』という、
とてもシンプルな、動物の生存本能に近い、
最近では死語になりつつある「根性」の様な気がします。
私は、2005年ころから、手帳を残しておくようにしました。
手帳の最初の空いたスペースには、業績が極端に悪くなったり、
資金繰りに窮し眠れなかったり、
新規出店で大きなチャレンジをする様な時に
自分を鼓舞する言葉を書き込んでいます。
当時どういった心境だったかを振り返るには、とても便利です。
言葉と人名しか記載していないので出典は不明です。
まず、「竹内智香(ともか)」さん。
ソチ冬季五輪スノーボード女子パラレル大回転の銀メダリスト。
「私、勝ちにいきます」という本を出版。
強くなりたい、勝ちたいという思いで単身スイスにわたり
死に物狂いでドイツ語を覚え、住み込み先でベビーシッターをしながら猛練習。
その彼女の言葉
「『何とかなる』ではなく『何とかする』」「自分で動くから、人も動く」
「ソチの結果には満足していない、銀メダルでしたから」
ちなみに、不思議に思い調べて分かったのですが、
スイスの公用語は「ドイツ語」「フランス語」「イタリア語」「ロマンシュ語」の
4つもありました。
次が、「神田めぐみ」さん
トロンボーン奏者。
第一回日本トロンボーン・コンペテイション第1位
桐朋女子高等学校音楽科を首席で卒業
米国クリーブランド音楽院を首席で卒業
現在、全米史上トップの、女流トロンボーン奏者
その彼女の言葉
「うまくなりたいと思わなかったら、辞めた方がいいですね。
維持というのは、あり得ないと思います。
上に行くか、下に行くしかない。
維持しようと思ったら下に行くでしょう。
うまい人はどんどん出てきますから。」
会社経営もスポーツも音楽も、とどのつまり同じなのです。