ひたひたと
最近、私が注目している経済指標が二つ発表されました。
一つは、企業の倒産件数が、2024年度、2025年度、2年連続1万件を超えたこと。
恐らく2026年度はもっと増えることは容易に想像できます。
もう一つは、内閣府が毎月公表している「景気ウッチャー調査」
日本全国の3月のそれは、現状判断指数が42.2、先行き判断指数が38.7とかなり低い数字となりました。
この数値はコロナショック以来の数字なのです。
政府の総括も「持ち直している」→「このところ持ち直しの動きに弱さがみられる」に下方修正されました。
上記二つの指標を見ても、大半の人々は何のことかも分からないし、自分自身には関係ないと思っています。
しかし、39年間に亘る経営者の体験として、これらの数字は『景気』のベンチマークになるのです。
私なりの簡易な解釈は、「景気」の『気』は消費者の気分です。
これが悪化し出すと、先ずサービス業と小売り業に波及します。
今回の日本全体に対する危惧は、景気悪化に加えて、円安と長期金利上昇が重なることです。
一旦財布のひもが締まると、それが緩むまでには時間を要します。
私には、ひたひたと景気悪化の足音が聞こえてきました。
恐れているのは、息子達を含め大半の人々が、現状「ゆでガエル状態」であることです。
一時も早く飛び出して、真剣に対策を打つべきです。
息子達に確認すると、長期在庫処分はかなり進んでおり、オークションへの出品も高値で終了したようです。
インフレ時には現金を持つことは良くないことですが、非常時には現金が最も重要となります。
会社経営においては、無駄な仕入れの抑制と無駄な出費の抑制の徹底。
私個人は、株式投資において5月の決算を見てから、勝負株を一旦全て売却する可能性まで考えています。
非常事態の予感がするので、今回は損切りも厭いません。
これらの私の行動に関して、長男からはよく、「慌てすぎ、急いては事を仕損じる」と言われます。
確かにその側面を否定しませんが、私がなぜ現在まで生き残ったかというと、悩んだ時には「巧緻は拙速に如かず」を貫いたからです。
せめて、米国のプライベートクレジットの破綻が6月以降になって欲しいと願うばかりです。
