お彼岸
彼岸は、年に二回、春と秋にあります。
二十四節気のうち、春分の日を中日とする前後3日間、
秋分の日を中日とする前後3日間です。
ともに1週間ずつあるのです。
春分の日と秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈みます。
夜と昼の長さがほぼ同じになる日です。
今年は、3月21日と9月23日です。
「暑さ寒さも彼岸まで」と季節の区切りに利用されていますが、
先祖供養の大切な日でもあります。
仏教用語では、生死の海を渡って到達する
悟りの世界を「彼岸」といい、西にあるとされています。
一方、迷いや煩悩に満ちた我々の世界を「此岸(しがん)」といい、
東にあるとされています。
最も「彼岸」と「此岸」が通じやすくなると考えられた
春分・秋分にご先祖様を供養する日本独特の習慣です。
先述しましたように、私は生前墓(寿陵)を建てました。
きちんと掃除をして、先祖供養をし、
常に初心を忘れないように、手を合わせたいと思います。
