自分のことのように嬉しい

 2025年5月27日に、公正取引委員会は軽油の販売価格を不正に取り決めるカルテルを結んだ疑いで、石油販売会社6社に対し立ち入り検査を実施したとの報道がありました。

確かに、我々もガソリン価格を含む燃料費に関して、高止まりしていることに慣れていた感があります。

というか、諦めにも近い感覚でしょうか。

このことが事実なら、本当に許しがたいことです。

何故なら政府は税金を使い補助金を出していたからです。

 我がグループ店舗と違い軽油を私と真ダムが入れることはありません。

直ぐ近くのガソリンスタンドの会員になって、福岡市内の他よりは安く入れているつもりです。

今回、スマホの会員になり172円/1ℓ(税込)で、RCを満タンにしてきました。

輸入部門の高松店へ行くためです。

走行可能距離は約860キロとなっていて、行きは無給油で行けます。

 レギュラーガソリンを入れていると、若い店員が近づいてきて、「やっぱ、RCは格好いいですね!」と。

このRCも今回のモデルで製造中止になることを彼は知っていて、憧れだったとのこと。

年齢を聞くと20代だったので、「大丈夫、君ならこれ以上の車が買えるよ。購入するための準備期間が何年もあるのだから。私は70歳で中古を買っただけ」と。

 色んなことを聞いてくるので、タイヤが前輪と後輪とサイズが違い、前後のローテイションは出来ないけれど、この装着されているダンロップ製のタイヤは、安定感があって音も静かと話しました。

次にシートは少し硬めだが、身体のホールド感は申し分なく、ヤマハ製のステアリングダンパーをオプションとして装着しているので、このタイヤとマッチングが良く、安定したコーナリングが楽しめるとも話しました。

 約50ℓ入れる間中、彼が横にいて話しかけてきました。

その時に彼が言ったことには納得感がありました。

「これから結婚すると、家族のことを考えれば、ワンボックスしか選択の余地はない。自分は好きな音楽を聴きながら、ゆったりとした気分でスポーツカーを運転したい」

思わず昭和の感覚が好きな若者もいるのだと不思議な気がしました。

 我々の10代~20代の男性の憧れは、バイクと車とVANの洋服でした。

私は70歳になって初めて、この全てを手に入れることができています。

50年以上かかって、青春の夢が叶ったのです。

 自分自身と自分の人生が憧れられている感覚になり、とても嬉しくなりました。

帰宅後、真ダムに嬉々として話していると、「高校時代の夢をジジイになるまで変わらずに持つなんて、あなたはやはり変人ね」・・・

 

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