肩の荷が下りた

 最近、真ダム名義のアパートを売って欲しいと、不動産業者からDMが届きます。

そこには大抵、福岡市の地価の上昇のことが書かれています。

 例えば、住宅地の基準地価をみると、上昇率は全国の政令指定都市で福岡市がトップ。

変動率9.5%は、2位の東京23区の6.7%を大きく引き離しているのです。

因みに九州では、熊本市が2.3%、北九州市が1.7%とそれぞれ上昇しています。

 更に福岡市内を調べると、城南区は9.5%で真ダム所有のアパートがある早良区の8.9%を凌いでいます。

地下鉄七隈線が博多駅まで延伸したことが大きな要因でしょう。

我々の資金では、中央区や博多区の購入はかなり無理があります。

そういった点では、不動産投資のチャレンジは今のところ正解だった気がします。

 現在その物件を売りに出している理由は、購入者側の気持ちに立ったからです。

築年数が増えれば増えるほど、法定年数の絡みで購入者のローン返済年数が短くなります。

また、大規模改修工事も迫っています。

加えて今後金利の上昇が見込まれるのです。

つまり、買い手にとって毎月の返済額が次第に大きくなっていきます。

すると、少し空き部屋等が出るとキャッシュフローがマイナスになる恐れが生じます。

 私の一人法人で経験したように、不動産投資は出口戦略まで終えて初めて成果が問われます。

将来のことは誰も分かりません。欲張らずに僅かの利益でもチャレンジした経験こそが財産なのです。

 ドキドキしながらのチャレンジですが、私の性格上、やはり大きな借金は怖い感覚があります。

何とか売却までこぎつけ、精神的に余裕を持ちたいものです。

と、上記のようなことを考えていたら、私の一人法人のアパートを購入した人物の息子さんが、真ダム名義の売り出し中のアパートを購入することとなり、3月17日(月)に全ての決済が終了しました。

 毎回このブログに出てくる、不動産会社のW君のお陰です。

決済当日取引銀行の応接室へ行くと、先方の司法書士は、前回私の一人法人の時の人物と同じで、話題が盛り上がりました。

今回の大型借金返済で、我々夫婦は実質無借金となりました。

 私が昨年購入したマンションの借金は、私に何かあっても、借金額を大幅に上回る金額で売れます。

2年前に購入した現在自宅の真ダムの土地建物の借金は、住宅ローンのため、真ダムに何かがあれば借金は無くなります。

 夫婦二人で「良かったね!肩の荷が下りた」「今後は大きな借金はしたくない」と、ジワリとした嬉しさを味わいました。

売却に努力を尽くしてくれたW君とその上司、我々を信用して大きなお金を低利で貸してくれた、銀行の担当者と支店長、それにしっかりとした管理をしてくれた管理会社の担当者を一斉に呼んで、感謝会をするつもりです。

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