バイクショップの模範

 長崎に建築中の店舗を見に、早朝から長崎へ向かいました。

自宅から三瀬峠を通り、佐賀大和ICから長崎道へ入ります。

土曜日だったので、かなりの混雑を覚悟しましたが、そうでもない寂しさがありました。

 多良見ICを降りてすぐの新店舗は、鉄骨が組み上がっていました。

工事現場の責任者に聞くと、ほぼ予定通りに進んでいるとのこと。

 この店舗は、弊社グループの中でも最大の広さを誇ります。

将来を見据えて、広さに拘り、事業用借地権も今までの20年から25年に延長。

この店舗からが、実質経営を引き継いだ長男の実績となっていきます。

親心として、常に不安はありますが、任せた以上天に祈りながらも信頼するしかありません。

 帰りに、久し振りに佐賀の同業者の店に寄りました。

到着した途端、8人ものスタッフが代わるがわる笑顔で挨拶に来てくれました。

娘さんが出してくれたホットコーヒーは、お絞りと共にトレーに入っていて、器も上品なものでした。

 当日はたまたま、試乗会を実施されていました。

お子さん連れや常連さんが続々と来られていて、ノンアルコールのビールをスタッフが休憩室で差し上げていました。

 我々が試乗会をする場合は、いつも広く一般をターゲットにしています。

その為に、試乗だけに来るマニアに困っている現状がありました。

恐らくこの店は、自分の顧客のみにイベントの通知をしているのでしょう。

お客様もスタッフもとても楽しそうに過ごされていました。

 このお店の特徴を一言でいうと、「居心地が良い」。

店が綺麗、スタッフのユニフォームも綺麗、全員が笑顔で挨拶できるetc.

 色んな店を回って思うことは、上記の簡単そうな3点が出来ている店がほとんどないということです。

バイク業界はそれでも何とか利益が出ているところに、大きな問題がある気がします。

 工場もすっきりしていて綺麗な状態なのに、次々と修理依頼があり、お客様に断りを入れるのが申し訳ないとのこと。直ぐ近くに新工場を増設中だそうです。

工場の様子と、スタッフの対応、それにどれだけ修理依頼があるかを聞けば、大体その店の収益はわかります。

 バイクの修理依頼は、何度も言いますが、患者が医者に疾病を治してもらう事と同じなのです。

修理依頼が多いという事は、信頼の重さの裏返しなのです。

保有台数が1000万台以上ある二輪業界。今後は技術力の差が、立地や規模や価格の競争を凌駕すると確信しています。

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