こういう時こそ
ロシアのウクライナ侵攻や、オミクロン株の第7波襲来予想、それに日銀短観の悪化、更に日経平均の低迷、どれをとっても悲観的な材料ばかりです。
一昨年からそうですが、このような大変な状況の時こそ、経営者の質が問われます。
先ず、どのような状況になってもトップは、悲壮な顔つきをしてはいけません。
俺が何とかするから、皆ついてきてくれと、笑顔で大きな声を出すべきです。
何かと話題になるアパホテルの元谷夫妻ですが、ずいぶん前から私はこのご主人を評価しています。
他人の評判を気にせずに、オープン前の新築ホテルをコロナの療養のためにビルごと貸し付けたり、現在でも新築物件をどんどん建築中です。
彼等の言葉が印象深いものでした。
「『どうしよう』と言っていたら座して死を待つだけ。手を打ち明るい方針で頑張らないと。こういう時こそ社長としての器が試されるので、どんどん攻めていかなければと思います」
ホテル業界はこの2年間でかなりの数の会社が倒産しています。
生き残ったうえに、社内改革まで進めたアパホテルは、今まで以上に他社との距離を広げることでしょう。
SR400とセロー250の特需で何もせずに売れた店と、これらのことは単なる追い風、人気商品がなくなっても生き残れるようにと改革を実行した店、来年にはかなりの差が出ているはずです。
やはり会社は、経営トップで決まるのです。