啐啄の機
長男も次男も、出店計画を昨年から続けていますが、なかなか上手く運びません。
私のアドバイスは、出来るだけのことをしたら、後は待つのみ。
経験上、大きな決断を行う時には、下調べや準備を数年間行います。その上で実行しようとする時に障害が出てきたら、少しの譲歩はしますが、それ以上になると、計画を諦めます。
そのような体験を繰り返し、自分なりの結論を得ました。
「運」「縁」「流れ」が必要だという事です。
『啐』とは、卵の中の雛がこれから殻を破って外に出ようとする鳴き声。
『啄』とは、外から母親が嘴で殻をつつく音。
タイミングが早くても遅くても、きちんと雛がかえりません。
人生で例える場合、「運」が巡ってくるのを辛抱強く待ち、機会が来たら一気に勝負する。
禅語で「そったくのき」と呼びます。