怖いが大チャンス
2020年の企業倒産件数は、7773件で前年より7.2%減って、30年振りに少ない数字だそうです。
これ程景気が悪化しているのに不思議だと感じるでしょう。
原因は政府が無担保無利子の貸し付けを実施して、延命させているからです。
ところが、休廃業の企業数を調べると、違った風景が見えてきます。
2020年で約5万社がそのようになり、この数字は過去最多なのです。
一番の原因は、経営者のモチベーションがもたなかったこと。
今後は休廃業だけでなく、ゾンビ企業の倒産も一気に増えると思っています。
大変な時代になり、怖さがあります。
しかし、何時もの天邪鬼の私は、それこそ大チャンス到来と思っています。
競争相手がどんどんいなくなるわけですから。
この様な話を私がすると、とても「冷酷」な人間に思えるようです。
そのように思う人は経営者にはならない方が良い。
いずれ大きな障害を社会にもたらしかねません。
経営とは、常に競合相手との戦争状態を言うのですから。
そして、その戦争に勝ってこそ、社員の待遇改善と雇用の確保、それに税金納付が可能となるのです。