行方
日本の株式相場と福岡市の不動産価格に、最近共通点があります。
それは、共に「バブル」という意見がかなり増えてきたことです。
確かにこの数か月の日経平均の上昇率は、異常なものでした。
何かちょっとした不透明感のある事象が出れば、一気に暴落の可能性も残しています。アメリカ株も同様な気がします。
福岡市の不動産も、地下鉄沿線のマンション等は、普通のサラリーマンではとても手が出ない価格高騰が随所で見られます。
一方、売れ残りのマンションチラシが増えてきたのも事実です。
私は、株式相場も福岡市内の不動産相場も、バブルではないと思っています。
日本取引所グループが、2019年に全国4証券取引所の上場企業の株主数を調べたところ、5818万人でした。
このうちの5672万人が個人株主で、6年連続で増加しているのです。
今後も自宅にいる時間が増える事は有っても、減ることは無いでしょう。
そうなるとネットを通じた株式取引は増えていくと思います。
更に、日経平均がこれほど上昇したという事は、資産が増えた人がかなりいることにもつながります。
福岡市の人口が150万人を突破して、神戸市を抜いたのは数年前です。
現在では、160万人を超えています。
記述しましたが、再開発が目白押しです。
「青果市場跡地活用事業」「ウォーターフロントネクスト」「天神ビッグバン」「博多コネクティッド」「九大箱崎キャンパス跡地再開発」
これほど大規模でないものも数多くあります。
例えば「地下鉄七隈線延伸事業」「茶山財務省社宅跡地再開発」etc.
住宅地の価格が、このコロナ禍でもジワリと上昇を続けているのです。
住宅展示場へ遊びに行き、各エリアの価格を調べると一目瞭然なのです。
日本株式も福岡市内の不動産価格も、世界に比較すれば格安なのです。