今こそ日本的
資本主義の権化となっている米企業が、「株主」に対する優遇策の『自社株買い』をなくす傾向が出てきました。
今まではROEの数値をあげる簡単な方法で、借金をしてその原資で自社株買いを行い、株価だけを上げるというビジネスモデルがもてはやされたのです。
株式の騰落に連動してCEOの年収も決まるので、米企業のほとんどがこの方式をとっていました。
日本のキャッシュリッチな企業に欧米の投資ファンドが、『自社株買い』を強要しそれにしぶしぶ従ってきた日本企業もあります。
ところがこのコロナウィルスの感染によって、米企業に大きな変化が生じているのです。
先ず、『自社株買い』を止めて、その原資を社員の福利厚生に充てるというのです。
コロナ終息後に一気に成長させるには、社内の優秀な人達に辞めて欲しくないという事なのです。
転職が当たり前の米国においては画期的なことです。
面白いことに、利益だけを求めるファンドの中で、有名どころから将来の継続的成長には人への投資が欠かせないと理解が広まり、その点を投資の重要項目に挙げはじめたのです。
よくよく考えると、このビジネスモデルは、本来日本企業が得意とするところでした。
欧米の資本主義が正しいと鵜呑みにする傾向は一掃されるかもしれません。
ユウチューブの無料音楽で「桑田佳祐のSMILE 晴れ渡る空のように」を何度聞いたことでしょう。
単純な私など、身体中からエネルギーがどんどん湧き上がってきます。
日本人よ、国民性にもっと自信を持て!!!