倒産ラッシュ
私が現在株式投資を行っているのは、業績悪化と将来性が危ぶまれている金融機関ばかりです。
マイナス金利の影響や、貸出金利競争の影響、フィンテックに代表される異業種からの参入等、ネガティブ案件に事欠きません。
その金融機関が、国の束縛からやっと逃れられようとしています。
リーマンショック後の2009年に施行された「中小企業金融円滑化法」により、銀行が倒産させるべき企業を温存させねばならなかった時代がやっと終焉を迎えようとしているのです。
それは、金融機関が『貸倒引当金』を急速に積み増し始めたことで理解できます。
本来この法律の趣旨は、5~6年の執行猶予の間に体質改善して、筋肉質の会社になりなさないというものでした。
所が如何せん、オーナー企業が多い中小企業です。
思い切った改革をせずに、毎日を何となく過ごしてきたのです。
倒産させられるような企業が改革するということは、当然のように大きな痛みが伴います。
それが出来なかった中小企業が多かったのです。
今年から、一気に倒産は増えるでしょう。
国や金融機関が見捨てるだけでなく、消費増税、新型コロナウィルスetc.
会社も個人も取り込み詐欺等に合わないように、しっかりと社内ルールを守らせる必要があります。