苦難

 この急激な円安で気になっている人物がいました。

それは、弊社の生命保険担当者のS君でした。

彼は、私が創業した時にお客で、その時は学生。

同じ熊本県出身という事もあって、弟のような存在です。

 彼は大学卒業後地銀に就職し、その後外資系の生命保険会社に転職。

弊社グループの生命保険は、ほとんどが彼の会社のもので全てドル建て。

これだけ円安になると支払う保険料は急騰します。

逆に解約すると利益が出ることになるのです。

 暫く音信不通でしたので、先日ウナギのかば焼きを持って我が家に来た時には正直ほっとしました。

状況を確認すると、彼の顧客の解約はほとんど無いという事でした。

営業時無理のない価格設定と、それ相応の人に限って保険の契約を取っていたからだそうです。

 それは何よりでよかった旨を述べると、新規の営業が出来なくてかなり苦労している様子。

円安とコロナで開店休業とのこと。

 弊社も業績が悪化して資金繰りが困難になっていたら、保険を解約して当座のお金に変えたことでしょう。

幸い、6月の業績も悪くなく、今解約すれば収益が出て税金が増えるだけなので継続することにしたばかりでした。

 外資系はどのような会社も業績最優先の雇用形態です。

今まで残っているだけでも大したものだと思いますが、この円安・コロナが落ち着くまでは、かなりの苦難が続くと思われます。

 彼の車がメルセデスからカローラに変わっていて、まだ大丈夫だと少し安心できました。

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