センスメイキング理論

入山章栄著の「世界標準の経営理論」がやっと面白くなってきました。

今まで読んだ感想は、何故アメリカ人は、分かったようなことをわざわざ理論化するのかというものでした。

結局、一生懸命に理論化しても、政治経済の環境変化で、どんどん変わらざるを得なくなるのですから。

 

それでも、精神修養の為に読了を目指しています。

そんな思いで読み進めていましたら、第23章になってやっと面白くなってきました。

そのタイトルが「センスメイキング理論」。

 

正しく私の主義ですし、私がやってきたことと同じだったからです。

入山氏は、「今後の日本のビジネスにおいて決定的に重要と筆者が考える」とまで言い切っています。

日本語訳すると「納得」「腹落ち」となります。

 

経営トップが、社員向けにストーリーを語るときに、社員全員が同じ納得感を持つと、一見超えれそうもない壁も、不思議と超えられる。

事例に出されていた一つが、ホンダが1960年代にバイクでアメリカ進出をした時のことです。

ホンダの幹部曰く「実際には当時、米国で何か取り敢えずやってみようという以外に、特に戦略はありませんでした。」

最初は大型バイクで勝負したが、すぐに壊れて失敗、小型バイクに切り替えて発売した所、大ヒットしたとのこと。

 

一番重要なことが「行動」とのこと。

私は、自分の性格と経験から今まで同様のことをしてきました。

 

1987年にハーバード・ビジネスレビューにて「Strategy Crafting」という論文でマギル大学のミンツバーグ氏が発表したそうです。

面白いことに、この年に私は創業しました。

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