日曜日の夜

魔ダムが午後7時頃に帰宅しました。

前日に引き続き、熊本店へ経理の仕事で出かけたのです。

土曜日は長男の店へ、そして日曜日は次男の店へ。

愚痴も言わずに子供達のために働いている姿を見ると、本当に頭が下がります。

 

この様な時には、当然晩御飯は、スーパーの弁当か、近くのうどん店などになります。

何もしない私が、暖かなみそ汁と出来立てのご飯、それに焼き魚等を考えるだけでも不謹慎です。

日曜日は、どこかに食べに行こうと私が誘いました。

 

その時に、父からイオンへ行って買い物をして欲しいとの要望を思い出しました。

そこで、イオンで買い物をし、食料品売り場横のフードコートで晩飯をとることに。

私は長崎ちゃんぽん1.5倍、彼女はオムそば&コーラ。

 

200席は有ろうかと思う空間に20人足らずの人でした。

日曜日の午後8時頃です、然もありなん。

彼女がふと、「日曜日の夜遅くフードコートに来る人は可哀そうね」と。

「正しく俺達がそうだ」と私が言うと、「あっ、そうか!」と苦笑いをしていました。

 

周りを見渡すと、気になる若い女性を発見。

パーカーのフードを頭にかぶって本のようなものを見ています。

一人掛けの長いテーブルの一番端っこに座っていました。

テーブルの上には本と、赤い下敷きのようなもの、その横にはバックパック。

 

食後彼女の背後を通り、覗きました。

英語の短文がずらっと並んでいました。

想像力を廻らせました。

高校生、大学生、社会人?

 

喫茶店等で勉強に励む若者は見たことが有ります。

3密を避けるために、そのような場所が使用できなくなったのでしょう。

では何故自宅でしないのか?

想像から妄想へどんどん膨らみます。

 

「何考えてんの?」の魔ダムの一言で我に返りました。

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