CPI

家庭で食事をとることが増えました。

冷蔵庫の中もいつもより頻繁に隅々まで見ます。

 

新鮮な野菜や魚が無くなっていました。

魔ダムと一緒に車を30分ほど走らせて「志摩の四季」へ行きました。

午前10時頃到着。

 

店内はごった返していました。

買い物かご用のカートが2台しか残っていませんでした。

慌てながらトマト、長芋、ジャガイモ、ソラマメ、大根・・・

 

野菜はそこそこに、魚の売り切れが早いので魚コーナーへ。

朝取りの新鮮なものが各種ずらっと並んでいました。

多くのお客様が、ポンポン籠へ入れていきます。

 

一通り見て回り、30センチは有ろうかと思われるトビウオを4匹とアジの開きを3匹、生うにをひと箱購入。

トビウオはその場で内臓を取り出してもらい、頭もカット。

アサリ貝を探すもありません。

 

その場所を出て、別の市場へ。

能古島産の天然アサリ貝が有りました。

何と100g300円。

二人分袋に入れてもらうと300gになり、しめて900円。

 

魔ダム曰く人生で一番高いアサリ貝だったそうです。

お店の人に聞くと最近アサリが不漁とのことでした。

 

世の経済アナリストの8割は今後デフレになると予想しています。

私はインフレになると以前に書きました。

私の卒論が「コストプッシュとインフレーション」でしたので、この環境は非常に興味があるのです。

 

簡単に言えば需要と供給で物価は決まります。

総務省が毎月公表しているCPI(Consumer Price Index)には二通りありますが、大体において(生鮮食料品を除く)方が採用されます。

確かに季節変動要因等が多いので資料には向かないのでしょう。

しかし、庶民にとっては身近な物価の方がインパクトは強いのです。

 

マスクが需要と供給の激変により、価格が通常の7~10倍になったのは記憶に新しいことです。

工業製品はあまり時間を掛けずに需要と供給が均衡していきます。

しかし、自然が相手の野菜や魚介類はそうはいきません。

 

今回の新型コロナウィルスの影響で、今一番必要なものは『食料品』であることが、誰にも刷り込まれたはずです。

海洋汚染、空気汚染、大災害の増加、合わせて農業、漁業の担い手の減少は、大きな『供給不足』となります。

ところが、人口増加と舌が肥えた人々の増加で『需要過多』となるのです。

必然的に食料品の物価は、一気に上がって行くと考えています。

 

総務省公表のCPIを見る時には、『総合』のデータを見ることが重要な気がします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

水急不流月

次の記事

恐る恐る