やっとここまで

昨日豪雨の中、熊本へ。

またまた途中の事故渋滞で、実家に着くのが遅れました。

車2台に私・魔ダム・長男・次男と分乗して行きました。

 

父がこの2週間一人で片付けた荷物を次々に積み込みました。

次に入る人が、ほとんどそのまま使用するということで

置いて行けるものもかなりあったので助かりましたが、

それでも60年近く住んだ家の荷物はかなりのものでした。

 

父を交えて2時間。やっと終了し最後に私が

電気のブレーカーを落としました。

魔ダムが「全員で写真を撮らないの?」と聞いたので

「過去を撮ってもしようが無い」と私が言いますと

次男坊が二人の間に入ってきてスマホでパチリ。

 

私には特別淋しさはありませんでした。

そのまま、母が入院している病院へ。

まだ杖を使用しないと足元がお簿尽きませんが

入院当初に比べるとはるかによくなり晴れて退院。

 

大勢の看護婦の方々や担当医に「おめでとう、お元気で」と

声をかけられ、上機嫌で車に乗った母は

「私は本当に幸せ」と繰り返していました。

息子としては、一つの役目を果たした思いがしました。

 

魔ダムが母に「家を最後に見なくていいですか?」と聞くと

「見なくていい。未練はない」ときっぱり。

私の顔は父に似ていますが、精神は母似だと改めて思いました。

 

これから、新天地福岡での二人の新たなスタートを

サポートしていくわけですが、

86歳と84歳の二人が未来に向けた思いを元気に語る姿を見て

『我が親ながら大したものだと』と頭が下がりました。

 

 

 

 

 

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