驕り

既述しています、私が行きつけの寿司屋の話です。

 

私が創業した1987年に、そこに入ったばかり見習いのM君が

私の店から新車のスクータのチャンプRS50を購入してくれました。

 

2月14日にオープンしたものの、午前7時から午後11時まで

無休で開けていてもほとんど人が来ませんでした。

そんな時に、彼は現金を持って私の店に来て

殆んど値切ることもなく購入してくれたのです。

オープンしてから2か月後で、2台目の成約でした。

 

それ以来、私は彼がいたその寿司屋と、

後に引き抜かれた「なだ万」を接待に使っていました。

 

今月初めにいとこが、子供の大学入学のために

家族揃って来福したので、その寿司屋で夕食を御馳走しました。

予約時に8~9名になる、かつ酒抜き5000円/1人くらいで、

若い人向けににアレンジしてと要望しました。

 

当日部屋に入ると、8人分しか席がなく、もう一つ

足すにはものすごく窮屈。

着席しても仲居は全然来ない。

出て来た料理は、定番の懐石コース。

 

確かにその日は土曜日のせいか満席で、

また最近は、芸能人も利用するほどに有名な店になりましたが、

これはないだろうと、かなり腹が立ちました。。

 

すると、4/16に朝のTVが、その寿司屋で

4/9~4/12までにそこで飲食した53人に食中毒が発生し、

市が営業禁止処分を下したと報道していました。

 

我々が食事をしたのは、僅か5日前の事でした。

お祝いに招待していて、相手方が食中毒になっていたらと思うと

背筋が寒くなりました。

 

繁盛している時、利益が出ている時そんな時にこそ、

創業時の原点に立ち帰らなければならない、

大きな教訓を身近に見ました。

 

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