河村瑞賢 と 経世済民
低く垂れ込めた灰色の空を見て、何となく気怠くなり、
その上昨日までに読み残した数冊の経済紙を読んでいましたら
完全に飽きが来ました。
久し振りに、何にもやる気が無くなりました。
スポーツ等で爽やかな汗を流さない日が続くと
この様になることは体験でわかっていました。
股関節のリハビリを指導してくれている
理学療法士のA君からは、テニス再開の許可が出ませんので
ほぼ1ヶ月に亘り運動をしていないのです。
外に出る気もせず、暗澹たる気持ちでいました。
ふと机の横に目をやりますと、未だ読んでいない
単行本が数冊積まれていました。
よし、経済に無関係な一番厚い本を読もう。
一冊読了しようと決めて午前10時くらいに読み始めました。
一人でしたので、途中で休憩をとりながら498ページを
読み終えたのは午後11時過ぎでした。
2ヶ月ほど前に購入していたもので、内容は知らずに
誰かの書評で5つ☆が点いていたので購入しました。
ところが中身は偉大な商人の話で、結局大きな意味では
経済に関することからは離れていませんでした。
私自身が経営者としての資質を問われているようで
未熟さが炙り出された作品でした。
今から起業したい人や経営者を目指す2代目、3代目には
必読の書だと思いました。
「江戸を造った男」 伊東 潤 朝日新聞出版